留め袖参列の落とし穴

最初に申し上げておきます。

着物を否定をするつもりは毛頭ありません!

私自身、着物は大好きで機会をみつけは月に数回着ている生活を送っていました。

ただ、着物をきるからこそ 留め袖だけはオススメしたくないのです。

本日はその理由をいくつかご紹介させていただきます。

①着付けに時間がかかる  結婚式当日は主催者側。当日は一般ゲストよりも早く到着し、ゲストの挨拶まわりや新婦のサポートなどやることが色々あります。周囲がバタバタ動き始めている時に着付けをしていると着せてもらっていても気が焦ってしまいます。

②暑くて汗だくになる  会場は薄着の方が多いので、高めの温度設定になっています。ただ着物を美しく着るコツは補正です。

着物ブラジャーなどの下着→スリップ→補正(手ぬぐいタオル2~3枚+腰パットなど)→長襦袢→着物→帯(留め袖は二重太鼓なので分厚くなります)これにプラスで紐が何本か加わります。

冬のあまり動かない室内で着ていても結構汗をかきます。主催者として注目され緊張や挨拶回りなどで動き回っていると汗だくになり、終わった後に顔をみるとメイクが崩れ落ちています。

③動きにくい、苦しい、着崩れてしまう  普段着慣れていないと、お手洗いひとつも大変。袂など普段洋服では気にしない所作まで気にしなくてはいけなくなってきます。その上、着せてもらうと着崩れにくくするためキツめに紐を結んでおくので、着付ける人によっては苦しく食事が食べれなくなってしまいます。

④老け込む 留め袖はなぜか一気に老け込みます。特に黒がお似合いのカラーでないと、お顔が浮いてしまいますが、そのカラーしか選択がないので着るしかないです。

⑤結婚で持ってきても痛んでいることが多い 着物は空気を当ててやらないと痛んでしまいます。留め袖はなかなか着る機会が少ない着物。お持ちの方は必ず事前に全体を確認してみてくださいね。カビが生えていたり、糸がポロポロほつれてくることがあります。高価な着物こそあるのでご注意を

⑥式を終えた後、また着替えるのに時間と手間がかかる  長い1日が終わった後、また着替えに時間がかかります。その上、スリップや補正タオル、足袋などとお洗濯がたくさん出てきてしまいます。

日本人として着物離れはとても寂しく感じていますが、現代の結婚スタイルには合っていないと感じることが多くあります。

余裕のあるスタイルで、その時間や空間を心から楽しんでいただきたいと思います。

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