ブラックドレス?それともカラードレス?

最近、カラードレスを積極的に打ち出すショップが増えています。その華やかさに惹かれる方も多く、正直なところ、当店のお客様の中からもカラーはないのかと問い合わせをいただくことが増えてきました。

ですが私は、あえて”ブラックドレス”にこだわりたい理由があります。

黒留袖から続く、日本のフォーマルスタイル。そこに敬意を持ちつつ、現代らしいドレススタイルへと進化させたのが、マザードレスAnimardの提案です。

主催者側としての「控えめな品格」。

親族写真に映るときの「周囲との調和」

そして、何より「我が子の晴れの日を、後ろから支える姿」としての在り方。

そうした背景を大切にしたとき、ブラックドレスには特別な意味があります

さらに、黒という色には”格の高さ”を感じさせる力もあります。ただ一方で、着物と同じで黒は素材や仕立ての良し悪しがはっきりと表れる色でもあります。

だからこそ、私は「黒を選ぶなら本物を」。ごまかしの効かない黒だからこそ、高級感のあるシルエット・仕立てにこだわっています。

華やかさで目を引くよりも、”品の良さ”で記憶に残るドレスを。

もちろん、カラードレスを否定するつもりはありません。お立場や式の雰囲気に合わせて、柔らかい色を選ばれるのも素敵です。

ふだん着ることのない特別な装いだからこそ、流行に流されず、”本当に良いもの”を選んでほしい。

すべてを欧米のスタイルに寄せる必要はないと、私は考えています。

日本の文化や立場への配慮を大切にしながら、その中で「自分らしい美しさ」を表現できる

そんなドレスを、これからもご提案していきたいと思います。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP