隠したかった私の経歴が、届ける勇気に

ありがたいことに、最近では私の経歴に共感してご来店してくださるお客様も増えてきました。

試着にいらしたお母様から「あなたのプロフィールを拝見して、一度お会いしてみたかったんです」と嬉しい言葉をかけていただくこともあります。

私の経歴をご存じない方は、おそらくキラキラとした背景をイメージされるかもしれませんが、、、

大学卒業→すぐ結婚→20年以上専業主婦→子育てが終わり社会と繋がりたいが職歴なし

傍から見ればよく見える部分もあるかもしれませんが、多くの悩みもあり10年近く安定剤を飲みながら生活していました。

まさにコンプレックスを抱き続けてきた経歴。社会と繋がりがもちたくて、タウンワークはダウンロードしてみましたが、この年齢で職歴なしなど、相手を驚かしにいくだけで、、、

そこで「雇われない働き方」が浮かんできました。経歴なんてバレないからこれはいける!と思ったものの

いざ一人でやってみると相談できる人がいない不安や至らなさから、お客様にご来店いただく前に完璧でないことを予めお伝えておく必要があることに気が付き、この隠したい経歴を自分で大きく晒すことにしました、、、(笑)

これが大変驚いたことに、自分の経歴を発信するようになってから、想像以上の反響をいただくようになりました。

「実は私も同じなんです」「ずっと誰にも話せなかったんですが、聞いてもらえて嬉しかったです。」「こんな事でずっと苦労してきて」心の内をそっとお話しくださるお母様たち。涙を流されたり、ときに一緒に涙ぐんだり、笑い合ったり。この場所が、ただドレスを選ぶだけではない時間になっていることを感じます。

家庭のことを優先し、日々の役割を果たすことに追われているうちに、お母さんはいつの間にか”自分の気持ち”に蓋をしてしまいがちです。「私さえ我慢すればうまくいく」「こう思ってはいけない」そんなふうに自分を後回しにすることが、いつしか当たり前になってしまいます。でも、その”当たり前”を続けてきたぶん、ふと立ち止まったとき、自分の気持ちがわからなくなっていることに気付く方も多くいらしゃると思います。

この場所がドレスを選ぶだけではない、心がほどける場所になれたのなら、私のこれまでの経験が、今、誰かの小さな勇気や一歩につながっていたら、こんなに嬉しいことはありません。

このドレスをきっかけに、長い間しまってきた”自分の気持ち”を、そっと取り戻していただけたらと思います。

なにか特別なことを始めなくても「自分のために選ぶ」という経験そのものが、これからの人生を自分の軸で歩いていくための一歩になると信じています。

なにもない私にもできたのだから、きっとあなたならもっとできますよ!

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